「熱闘!大統領選」とは行かないのが現実よねえ

大暴言王と疑惑女王の戦争は終結した。



(挿絵 著者)

ドナルド・トランプ氏が全米29州を制しまさかの圧勝。
一方、世論調査で終始リードし、一時は「勝利確定」とまで言われたヒラリー・クリントン氏は21州しか取れず惨敗。高齢者対決はトランプ氏に軍配が上がった。

ヒラリーは西海岸(日本側)とニューヨーク州周辺の東海岸(欧州側)だけ強かったがイリノイやニュージャージなど一部を抜かし大票田を全てトランプに持ってかれている。且つ、東海岸を見ると南部はすべてトランプが制した。
但し、最終的な得票数はほぼ横ばい(かヒラリーが極僅かに上回るかも)になりそうなのでヒラリーが決して弱かった訳では無い。

「トランプが想像以上に支持を広げていた」

と見るのが素直な所だろう。
アメリカ特有の総取り方式がトランプを強く後押ししたと言える。

国政選挙も上院、下院とも共和党過半数を制して民主党がすべてに置いて共和党に完敗と言う現大統領からしたら悶絶物の結果となった。


それにしても、こうなんつーかワクワク感に欠けた結果だった。
最終盤に来ての世論調査が「51:49」でほぼ拮抗。ってな感じの米国メディアの報道を見て

「ヒラリー29州、トランプも29州を取り互角の大接戦!最後の2州の結果によっては本命のヒラリー氏を抑えてまさかのトランプ氏の勝利か?!」

的な少年誌に勝るとも劣らない手に汗握る展開を想像しながら開票速報を見て居たら、「トランプ氏ここで勝利、あっちでまた勝利、こっちでまたまた勝利・・・」とポカーンとなる状況。おいおい、色んな意味で予想外のワンサイドゲームじゃねえか、ちきしょーめい!(by総統閣下シリーズ)
FIFAランキング1位・2位(に相当するであろう)の試合とは思えぬ点数差であった。

最も一番驚愕したのはテレビ観戦している我々外国人より、スタンドに駆けつけて応援して居たアンクルサムの皆様だとは思うが。
一方のスタンドは大興奮の大熱狂で声援が飛び、他方は頭を抱えてオーマイゴッド状態だったであろうと想像がつく。私は所詮ただの野次馬だが合衆国の皆様はさぞ胸中複雑だったであろうと・・・まあ、ねえ色々あるよね。

何はともあれ、結果は結果。勝者が居れば敗者が生まれるのは勝負事の必然です。

私としては「大統領ガチンコ決闘フェスティバル」を観戦出来た上にブログネタも提供して頂いたのでそれ相応に満足させて貰いました。物足りなさはあるけど。でも、まあ後は各々政治家の先生方に事後はお任せして私は撤収致します。これにて大統領選挙ネタは御終い。

トランプさんおめでとう。
ヒラリーさん良い余生を。

おしまい。


あ、あとマイク・ホンダさん残念でしたね(笑)