拝啓、新大統領さま「日本、第51州辞めるってよ」

たまには真面目な話も良いかなと思い、また
アメリカ大統領選挙まっただ中と言う事で時事ネタ大好きな私はガッツリ食いついて行きます・・・が、別にヒラリーやトランプの話をする訳ではありません。

今日のお題はアメリカの思い通りになった不名誉な日本からの脱却」です。

今日の内容はいつも以上に面白くないよ!(笑)

まず、「ある偶然」を見つけたので紹介させて下さい。

日本がアジア開放を旗印に太平洋(大東亜)戦争をしていた時代、「おめえの持ってる利権(領土や資源など)を全部手放せ。そしたら俺たち(アメリカ)攻撃しないでやんよ」と言って来たのはかの有名なルーズベルト(32代大統領)時代。広島・長崎に原爆投下を最終決断し日本を実質・無条件降伏に追い込んだのはトルーマン(33代大統領)。このトルーマンは日本が信任統治(と言う建前の占領)から主権を回復する調印をした1952年のサンフランシスコ講和会議の翌年(1953年)まで大統領を務めた。
この2人の大統領時代に「軍人・民間人関わらず」歴史上最大数の日本国民が殺されました。戦時下でも民間人は殺しちゃ行けないんですよ、建前は。

1979年から1980年に起きた第2次石油危機(1973年にも起きているが一番深刻だったのは1980年と言われる)の時の大統領がカーター(39代大統領)。

日本のバブル経済崩壊(日本株価大崩落・土地価格の下落など)が始まったのが1990年で、俗にいう「大リストラ時代」「新卒雇用大幅削減」「自殺者急増」「大量失業者問題」が本格化したのは1995年からと言われ、これが現在まで続く「平成不況」である。で、この時の大統領がビル・クリントン(42代大統領)である。平成不況なげえよ・・。

これらの大統領時代に共通するのが「民主党」である。

ご存じの通り、アメリカは2大政党制であり「共和党」と「民主党」しか無い様なものである。ただ、議席が無いだけで実際はかなり多くの政党が存在し、社会主義的だったりナチス的(白人至上主義)だったりする政党もあれば、果てはアメリ共産党(党員約2万居るといわれる)まである。但し、アメリカの性質上(旧ソ連が敵)アメリ共産党は非合法とされている。

共和党は国の介入を少なくし国民の自主を尊重する(小さな政府)タイプであり
民主党は国が幅広く力を行使して国民の幸福を作る(大きな政府)タイプである。
ただ、日本と違い共和党にしても民主党にしても「国家・国民を守る為なら戦争だってやってやる!」と言う感じであり、政党間の根本的思想の差異が少なく日本の与党・野党の様な明朗な違いは無いと言われる。まあ、そんなん言ったら政党の意味が無いって感じだけど。
ただ、最近は日本でも与党が「ワンストップサービスで何でも引き受けます」と言う感じなので野党との明朗な差は薄れてきている。
まあ、総理大臣自ら消費税下げる(つまり購買力を促す為に)為に財務省官僚とやりあってますからねえ。

話しを戻すと
「日本が『異常に苦しい状態に置かれている時』の米大統領がみんな民主党出身の大統領」と言う現実。まあ、たまたま偶然なんだろうけど心に秘めて書かないのも気持ちとしてスッキリしないのであくまで「こんな偶然の現象もあったよ」と言うラフな感じで書かせて頂きます。
もう一つ雑学書くと日本が敗戦した1945年以降、現役だったトルーマンも含め12人大統領が交代してますが、共和党6人・民主党も6人となっており「ほぼ交互に大統領やっている感じです」。(正確に交互ではありません)

・・・で、ようやく本題に入りたいのですが、ここまででも十分長いのでここまでを第一部として休憩するなり見るの止めるなりして頂き、良かったら第二部も見てね。・・・ってことで。

第一部 完



ブレイクタイム



で、第二部

作家で元東京都知事で新党クラッシャーでお馴染みの石原慎太郎さんが都知事時代に定例会見でよく言っていた言葉が実に印象深かった。

「日本はアメリカの妾(めかけ)である」

何ともこれ以上ない程に日本とアメリカの関係を的確に表した言葉は無いなと感心した。

まず持って国の基本とも言える「憲法」これ自体が完全にメイドインUSA。このブログを観て頂いて居る知識層の方に今更私が言うまでもないが、敗戦後の憲法は完全なアメリカ製である。作家の百田氏や元ニュースキャスターの櫻井氏も定期的に仰ってるが

「(現)日本国憲法の草案作成に日本人は一人も関わってねえんだよ!」

である。
正確に言うと日本側も新憲法の草案は作って提示したのだけれどGHQから「全否定」くらって、GHQがスナック感覚アメリカに都合の良い条文を盛り込んで作って来た憲法を「これでいいよねえ?拒否しないよねえ?(脅迫)」と言われ、占領下の政権に拒否権などある筈も無く受け入れちゃった訳ですよ。

そんなアメリカ産の憲法の下で皆様71年(の間)ニッポン人やってんだからアンクルサム第51州とか言われてもグウの音も出ねえよ。州都はトーキョーかな。

皇室を大幅に縮小させた上で天皇はシンボル(象徴)にします(強制)。軍隊の所持は禁止(だから自衛「隊」)ね。もち、戦争もNGでーす。憲法変えるのに高いハードルもおまけでつけて諸々「これは君達(日本人)の為だから」とか笑わせんな。

憲法からしてこんな調子なので、都合の良い愛人はより都合よく使われる訳です。

国内で良いから静かな離島(無人島)にでも作ればまだ分からんでもないが人口密集の住宅地にどかんと「アメリカ米軍基地」を作って「何か文句でも?」と言わんばかり。尖閣諸島竹島に米軍基地移設しても良いんですよ?なぜ、やらない?

「日本の核保有は認められない」とか言いながら核ミサイル積んだ米空母が停泊するのは佐世保ですか?横須賀ですか?「都合が良いですね」。日本の核ミサイル保有も最初から認めろよ。

アメリカが勝手におっぱじめた中東湾岸戦争(1991年)に「日本は(武器・弾薬)資金提供しろ」とか国連加盟国の責務やNATOを楯にジャイアン状態。なお、日本の有事危機に際して出動するかは「断言」してねえ。

アメリカ国債買ってくれませんか?ありがとう、親友よ!」と要求と感謝を一行で終わらせた挙句に「でも、絶対に売らないでね」と遠回しに付け加えて『こいつ何言ってんだ・・・』状態。

「日本はアメリカからの輸入が少なすぎる。さあ、牛肉を買え、オレンジも買え、レモンも買え、面倒だから米も買え。自給率100%?知るかボケ、さあ買え」。完全に押し売りww

「TPP(環太平洋経済パートナーシップ協定)に日本も参加するよね?するよね?・・・するよね?」と脅して加入させたのに新大統領候補たち「TPPは離脱しよう!」とかもうね、お前らの国はどんだけ独裁者体質だよ・・・」

要求が膨らみ過ぎたのか「年次改革要望書(日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく要望書」までご丁寧に送りつけてきやがって相互に要望に応えて行きましょうとか言いながら日本ばかりが「わかりました合衆国さまー」と平身低頭の冊封国状態で経済破綻状態の隣国を笑えねえ・・・。
中国が勝手に島を作って領土主張→アメリカとしてはこの事態を重く捉えて島の近くを航行して威嚇してやったぞ。日本との安全保障も考えてな→ん・・・んん?それだけ?威嚇ミサイル位は撃ってくれんの?

首相「靖国参拝しようか・・」→アメ「隣国をいたずらに刺激するのは遺憾である」 うわ・・・思わぬ所から外圧・・・・お前の国は味方してくれると思ったのに・・・。大体、靖国はあくまで日本国内だけの問題なのに・・・。

大国「日本は未だに国連維持活動に軍(隊)を出さず非協力的で良く無い」妾「そういう憲法を押し付けた張本人は誰だよ?」

アメリカが強いと言うより日本が弱すぎると言う印象は正直拭えない。確かに日米は世界貿易の4割を担う欠かせない「最重要な同盟国」ではあるが日本は「妾でも愛人でも奴隷でも無い」。対外的には大陸の脅威が強いのは揺るがない確かな事実だが、その脅威と真の意味で対峙して行くにはその脅威の最前線に居る日本と米国の「対等」な関係にある。
それでも、50:50と言うのは流石に難題だ。上記の通り過去を鑑みれば「してやられている」事ばかりである。現実は昨今の外交面の強さも加味した上で、且つ、贔屓目に見て米7:日3と言う所だろう。

内閣・政治家や官僚を主導に「軍事面」「経済面」「歴史観」などに置いて

譲る所は『分かった1歩ひいて「やろう」』

と言う「強固」な柔軟さも持ちつつも

『引けない所は引かぬ。それでも刀を向けるなら斬る』

と、鞘に手をかけつつ、外交的な強さをどれだけ前に押し出して行けるか、それが妾国家からの脱却に必須である。

ただ、国民全体が弱くなってしまっては対等も強靭も無く須らく足下から崩れてしまう。
国民の十分な生活を促し、強い国と豊かな生活を担保しつつまずは

日本向けアメリカ合衆国憲法の破棄を宣言するべきだ。

これから信任されるであろう新大統領にも「我々は70年引きずり続けた亡霊を捨て去った独立国・日本「強」国である」そう言える様に極めてイーブンな立場を鮮明にしたい。我々の本当の憲法を引き下げて。

「この国に産まれて良かった」とこれから天寿を全うして行く方々も、未来を生きる子子孫孫達にも言って貰おう。

さあ、まずは不名誉な第51州からの脱却だ。


※誤字脱字や年号の間違いがあっても大目に見て下さい